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注文住宅は予算計画を立てるところから始まる!

鍵を出している不動産スタッフ

注文住宅は建売と違い、自分の要望通りに作ったり建材にこだわりを持ったり、キッチンなどの様々な部分にオプションを追加してしまったりすると高額になって行く傾向があります。当初予定していた予算を超えてしまうことも多く、予算通りにするには段階的にコストダウンを計画しなくてはなりません。

コストを抑えることができるものとして設備関係があげられます。トイレやバスルーム、キッチンや洗面台などといった設備はグレードを落とす、型が古いものを使用することによってある程度費用を落とすことができ、しかも設備そのものは機能的に劣ることはありません。設備以外の部分では天井や床、壁の仕上げ材を安いものに変えることも行えます。

逆にコストを抑えてはいけない部分は構造に関するものであり、柱や梁はしっかりとしていないといけません。意外と忘れやすいのが屋根や窓ですが、予算を抑えようと窓を小さくしてしまうと住み心地や空調に影響が出てしまう場合がありますし、基礎部分は安全性に関わってくるので妥協しないことが重要です。間取りや建築面積を小さくすることも、後になって後悔してしまいがちな部分となるので十分に注意して進めなくてはなりません。

注文住宅の予算を決める上で大切なのは、しっかりと資金の計画を立てることです。住宅においては予算の7割が建物本体にかかるものであり、2割ほどが付帯工事、残りは様々な諸経費となります。意外と大きな金額となるのが諸経費であり、諸経費は建物本体の価格に含まれていないので、ハウスメーカーが提示してきた金額に含まれているかを確認する必要があります。なお、注文住宅では建材のほかに土地の購入費用もかかってくるので注意が必要です。

住宅を購入する場合、一括払いでなければローンを組むこととなりますが、このローンは定年まで続いていくことが多いです。ローンの比率が多くなると子供が小さいうちはまだ良いのですが、大きくなって進学を考えるようになると家計を圧迫する要因になる可能性があります。ですので、ローンを組む場合はしっかりと人生設計と照らし合わせて慎重に考えなくてはなりません。そして、多くローンの借り入れをしたいと思っても収入などの関係で申請が通らないこともあります。自分の要望通りの家を建てたいと思っていても、申請が通らなければ借り入れはできず、理想の家を建てるのは難しくなります。注文住宅を建てたいと考えた場合はしっかりと予算計画を立てるようにします。