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耐久性の高い家が欲しいならツーバイフォー工法で家探し!

木造建築の工法で注目されているのが木造枠組壁工法の一つであるツーバイフォーであり、アメリカやカナダでよく使用されています。ツーバイフォーという名前は角材のサイズが2インチかける4インチであることからきています。インチ計算は日本にはなじみがありませんが、1インチはおおよそ2.5cmであるので縦5cm、横10cmほどの角材となります。

ツーバイフォー工法の場合、均一化された角材と合板を接合し、壁や床はもちろんのこと天井や屋根部分にも構成していきます。組み合わせると箱状の空間となり、その箱状の空間を切り抜くことによって窓を作っています。メリットとしては耐震性だけではなく耐風性も高い、従来の工法に比べると高気密で高断熱、そして工期が短いなどのことがあげられます。

耐震性においては、従来の工法では線と点で構成されている壁となるので、地震などによって圧力がかかると端を中心に変形が生じ、倒壊する危険性があります。このようなことは地震だけでなく、近年増加傾向にある台風の力に対しても起こりうることであり、部分的に負荷が生じることでの倒壊のリスクが高まっています。一方のツーバイフォー工法の場合、6面体構造となるので、バランスよく力を吸収し分散させることができます。その結果地震や風への耐性があり過去の大きな地震に対してもその97%は被害が報告されませんでした。

また火災は壁や床が火の通り道となることが多いのですが、枠組材が空気の流れを遮断するファイヤーストップの役割をし、下の階で火災が起きたとしても上の階まで火が広がるのを防ぐことができます。このようなことから耐火性に優れており、木造住宅ではありながらも鉄骨造りやコンクリート造りと同じカテゴリーに分類され、火災保険料率にも反映されています。

デメリットとしては面で構成をした木箱のような形となってしまうので、リビングを広くしたり開口部を大きくとったりすることは難しいということがあげられます。あまりにも開口部を大きくとってしまうと壁の強度が下がってしまい、ツーバイフォー工法本来の耐久性に影響がでてしまいます。そのため従来工法よりも自由度は低く、デザインを追求することは難しいです。ですが、耐震性や耐火性に優れており、適切にメンテナンスを行うことで、長い期間住宅を持たせることができるというメリットがあります。どのようなことを重視して住宅を建てるかを考えることが大切であり、耐久性を求めるのであればツーバイフォーを選択するようにします。